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最近、ショウガが流行っているのだそうです。ショウガ好きをジンジャラーというのだそうです。食品メーカーの女性社員が中心となってショウガを使った食品を開発し、ブームに火をつけたという話を聞きました。だれがブームに火をつけたかはともかく、ショウガがブームになることは非常によいことです。ショウガは消化を促進し、免疫力を高めるからです。食べたものの消化と免疫力の間には深いつながりがあります。
ショウガにはいろいろな効能があります。ショウガは最もサトヴィックなハーブのひとつです。循環器に対する刺激効果もあるほか、呼吸器疾患を予防する殺菌効果もあります。そのほか吐き気、激しい腹痛、生理痛、悪寒、風邪、リウマチの痛みを鎮める効果があります。ショウガにハチミツを混ぜればカファを鎮め、氷砂糖を混ぜればピッタを鎮め、岩塩を混ぜればヴァータを鎮めます。ドライジンジャーは生ショウガより温性と乾性が強く、カファを鎮める効果とともにアグニ(消化の火)を高める効果にもすぐれています。生ショウガは風邪、せき、吐き気、ヴァータの乱れを鎮める効果が顕著にみられます。
食べ物はそれぞれ独自の波動を発し、食べた人の心理状態を変える力をもっています。古代のインドでは、最上位カーストであるブラーミンに属する人が下層カーストに属する人がつくった料理を食べなければならない場面に直面した場合、小さじ2杯のショウガを20-30分噛んでから料理を食べたのだそうです。下層カーストがつくった料理から発する波動から身を守るためだったとされています。それだけショウガには浄化作用があるということでしょう。14世紀にヨーロッパでペストが猛威をふるったとき、イングランドのヘンリー8世は、病気を予防する効果があるとされていたショウガの多食を推進したと言われています。ショウガは偉大なハーブなのです。

ジンジャーティー

基本は簡単。400ccの水に対してショウガのスライス4-6枚を入れて煎じます。約大さじ1杯分です。15分くらい加熱すると、茶黄色のティーができます。濾してレモンの絞り汁ティースプーン1杯を加えます。荒熱がとれてからはちみつを加えます。おいしいです。食後、風邪をひいたとき、気持ちがイライラするときに飲んでください。風邪はさっと抜け、気持ちも穏やかになります。サットヴァに富むハーブなので、心がクリアになるのです。生理中にもお勧めしたいティーです。これを基本として、体質やそのときの状態に合わせて、ほかのスパイスやハーブを加えていけばいいのです。このティーを飲むことにより食べたものがちゃんと消化されると、健康な血液、筋肉、脂肪、生殖組織などができていきます。その結果、健康なオジャス(免疫力に相当)が作られるのです。

消化の火を高めるジンジャー・クミン

ジンジャーティーは食後の飲み物ですが、食前に消化の火を高めておくことも大切です。枯葉で焼き芋を作るとき、しっかり火が熾きていない枯葉においもを入れても生焼けになるだけです。ちゃんと火が熾きていれば、おいしい焼き芋ができます。それと同じです。小腸のあたりにある消化の火がしっかり熾きていないと、食べたものはちゃんと消化されません。火が強ければちゃんと消化されます。食事の前に消化の火を適切に強くしておくためにショウガを活用します。2-3日は作りおきができるので、多めに作っておくと便利です。ショウガの皮をむいて荒みじん切りにします。クミンシードを加えます。量はお好みでいいですが、ショウガの量の3分の1程度でいいです。さらに塩とレモン汁を加えます。塩は塩味がちゃんと感じられる量、レモン汁はショウガがひたひたになる程度にします。これを食事10分くらい前に食べます。ティースプーン半杯で十分です。消化の火が燃えてくるのがわかります。これを食べると未消化物が残らないので、体内毒素の発生を防ぎ、結果的に病気を予防することになるのです。
ショウガの使い方はいろいろありますが、まずは上記の簡単なレジピを試してみてください。4月8日、ジヴァ・ジャパンはエコロジーヘルスラボとジョイントでスパイスセミナーを開催します。ショウガの話もいたします。ぜひご参加ください。http://www.jivajapan.jp/seminar/spice_263.html#more