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ストレスは生きている限りなくなるものではありません。私達のまわりには複雑な人間関係、犯罪の増加、ピアプレッシャー(仲間からの圧力)、テクノロジーへの依存、自然光や自然の風の不足など、ストレス要因は限りなくあります。体、心、魂は日々の生活のなかで生じるストレスにさらされています。

アーユルヴェーダによると、心のバランスが崩れたときにストレスの影響が現れます。心のバランスがとれているとは、心が強く安定し、善悪を判断できる状態を言います。心のアンバランスは判断力の低下とストレスを招きます。

心はプラーナヴァータ(脳と感覚器官の知覚を司るヴァータのサブドーシャ)とサーダカピッタ(感情と心臓への影響を司るピッタのサブドーシャ)にコントロールされています。

さらに、心には3つの質があります。一つ目はサットヴァ。知性や純粋性を表わします。2つ目はラジャス。行動や激質を表わします。3つ目はタマス。停滞や無知を表わします。メンタル不調や心のアンバランスは、サットヴァが減り、ラジャスとタマスが増えたときに起きるとアーユルヴェーダは考えています。心がラジャスとタマスに傾くと、心をコントロールしているサブドーシャがバランスを崩します。サーダカピッタは心を燃え尽きさせ、プラーナヴァータは心を乾燥させます。こうした状態が長引くと、心はストレスに打ち負かされ、不安感、うつ、恐怖、神経の衰弱といったメンタル不調に陥る可能性が出てきます。

毎日のストレスをどう解消するか

ストレスに対する抵抗力は心のサットヴァレベルによって違ってきます。サットヴァが減少すると、心の強さ、決断力、善悪の判断力が低下します。だから、心のサットヴァを高め、ラジャスとタマスの質を減らすことによって心にエネルギーを与えることが大切なのです。

心にエネルギーを与え、心の健康を保つためには、正しい食事、定期的な運動、積極的な生活スタイル、ポジティブな考え方などが大事になってきます。

■ 正しい食事
ストレスを緩和するためには、まずは心のサットヴァを高める食事をすることが大切です。新鮮な果物、フルーツジュース、新鮮な野菜、野菜ジュース、自家製スプラウト、ナッツ、ドライフルーツ、はちみつ、牛乳、ギー、バターミルクなどはサットヴァを高める食品です。一方、紅茶、コーヒー、精製小麦で作られた食品、甘い物、精製砂糖、揚げ物、辛いスパイスなどはラジャスを増やします。肉や卵の食べ過ぎ、添加物を使用した加工食品や冷凍食品はタマスを増やします。こうしたラジャスとタマスを増やす食べ物は、可能な限り食べないことが望ましいことです。

■ 瞑想
瞑想の最中は思考が一点に集中するので、呼吸がゆっくりとなり、血圧が正常値に戻り、筋肉や神経がリラックスします。その結果、ストレスは緩和します。

■ 呼吸に集中
呼吸は心と密接につながっています。ストレスを受けると、息が浅くなることはだれしも経験したことがあるでしょう。ストレスを感じたときには、背筋を伸ばして楽にすわり、深呼吸をしてみてください。そのときに呼吸だけに気持ちを集中させます。正しい呼吸は体のなかのプラーナ(気)を活性化し、体中に酸素が行きわたります。

■ 十分な睡眠
忙しい現代社会において、十分な睡眠をとることはますます難しくなってきています。しかし、睡眠不足は消化力を弱め、ドーシャのバランスを崩します。その結果、ストレス対応力が落ちてくるのです。

■ パンチャカルマ
アビヤンガ(ボディーマッサージ)やシローダーラ(額にオイルをかける療法)は脳神経の緊張をほぐします。
ジヴァ・ジャパンはアビヤンガやシローダーラをご提供しています。
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■ 自分の気持ちを言葉に出す
多くの人は自分のストレスを言葉にして表現することをしません。しかし、ストレスを抑えるたびにストレスは積み上がってきます。信頼できるだれかに話すことが大切です。あるいは自分の思いを書き留めてもよいでしょう。こうすることによって問題解決の糸口がみつかる可能性が高くなります。

■ 段取りをよくする
職場ではタイムマネジメントが最大のストレッサーの一つになっているかもしれません。この対策として、段取りをよくする、無理のないスケジュールを立てる、チェックリストを作る、一時に一つのことをする、といったことが有効でしょう。こうすることによって生活のなかに無用な緊張をつくらなくて済むのです。