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1900年代に入る前のアメリカでは、仕事をする人々に対する考え方は性悪説が基本になっていました。人間は本来怠け者であり、自主的に仕事をするのではない。人間をもっと働かせるための原動力は賃金である、という考えがアメリカを席巻しました。そうこうして1920年代に入った頃、ある学者達が電機メーカーの工場で「作業条件と生産性の関係」について実験と聞き取り調査をしました。その結果、人が仕事にやる気を出す原動力は心情である、ということを発見したのです。
当時としては新しいこの考え方から「Y理論」が生まれました。性悪説がX理論であるのに対して、Y理論は目標達成に献身するかどうかは、自我の欲求や自己実現の欲求が満足するかどうかによる、という考え方です。この考え方の正しさを裏付けるかのような記事が最近の新聞に載っていました。定職に就かずにブラブラしていた青年や引きこもりの青年が高齢者介護施設で働きはじめました。つらい仕事です。しかし、彼らは高齢の入居者から「ありがとう」という感謝の言葉をかけられ、初めて自分達の存在意義をみいだしたのです。いまでは生き生きと働いているという記事でした。
当校ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラでは、最近、卒業生と在校生が自主的に運営する生徒の会が発足しました。名付けて「シャタバリの会」。ちょっと笑える名前です。シャタバリは、ドクター・パルタップが「女性には生涯必要なものが2つある。それは愛とシャタバリ」と言うくらい、女性に不可欠なハーブです。男性の生徒さんもいますが、女性が圧倒的。男性の生徒さんがもっと増えたら「アシュワガンダの会」もつくりたいと思います(笑)。
先日開かれた第2回シャタバリの会では活発な意見交換が行われました。会に参加した生徒さんの多くは、アーユルヴェーダを自分の生活にもっと取り入れたいと思っているし、周りの人々にもアーユルヴェーダの素晴らしさをもっと伝えたいと熱く思っているのです。
討論は次第に熱気を帯び、みなさんの目はきらきら。これもしたい、あれもしたい、これも勉強したい、こんなイベントもしてみたいと、話は尽きません。2時間の予定でしたが、あっという間に3時間が経ってしまいました。
シャタバリの会の下に小グループがいくつかできました。ヨガグループは高齢者向けに簡単ヨガを提供する計画を策定しています。食グループはサトヴィックな食事を知ってもらうためのイベントを考えています。サロングループは技術を磨くために自主トレーニングを行っています。
シャタバリの会が生き生きしているのは、まさに「Y理論」によると思います。自己実現の欲求が満たされる可能性を感じているから生き生きしているのです。アーユルヴェーダを学ぶ者の自己実現とはなんでしょうか。多くの人はアーユルヴェーダを通して社会貢献したいと思っています。その方法はいろいろあるでしょう。サロンでトリートメントを提供することで健康に貢献したい。サトヴィックな食事を提供することで健康維持に貢献したい。ヨガと呼吸法を提供することで心の安定に貢献したい。ジヴァナンダ・プログラムを提供することで心と体の健康に貢献したい。がんプログラムを提供することでがんサバイバーに貢献したい。コンサルテーションで病める人に貢献したい。
こうした思いの実現がアーユルヴェーダを学ぶ者の自己実現なのです。ドクター・パルタップはつねに、生きる目的は人を助けることにあると言います。当校を運営する者として、生徒さんが自主的にシャタバリの会を作ったことをうれしく、誇りに思っています。当校を支えているのは、こうした素晴らしい生徒さん達です。このエネルギーが日本におけるアーユルヴェーダの可能性を大きく膨らませると信じています。
2013年1月期本コースの募集が10月から始まります。スペシャリストコースとオイルマッサージ専門家養成コースは、週末コースに加えて、火曜日コースが新設されました。週末にお仕事がある方や、週末にはご家族と過ごしたい方にとって選択肢が広がりました。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.jivajapan.jp/school