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すでに花粉症シーズンが到来しています。今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は昨年の7-8倍と報道されています。3月に入って気温が上昇すると、花粉症の症状は一気に悪化します。

花粉は春に発症する季節性アレルギー鼻炎の主な原因です。花粉が鼻孔にくっつき、免疫システムが過剰に反応したときにアレルギーが起きます。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ・腫れなどの症状を引き起こします。花粉などのアレルギー源は喘息も引き起こし、呼吸困難、ぜーぜーした呼吸、咳なども誘発します。

アレルギー性鼻炎に対するアーユルヴェーダの見解

花粉症は頭痛、目やのどのかゆみ、涙目、せき、鼻水、くしゃみ、体の重さなどの症状としてあらわれます。アレルギーは免疫系の過剰反応によって起こるものですが、アーユルヴェーダは花粉症を根治するために免疫力の強化を重視しています。

季節性アレルギー性鼻炎を引きおこす要因として、アーユルヴェーダは消化力の低下、煙やほこりの吸引、夜更かし、昼寝、寒い外気に身をさらすこと、性交のしずぎ、季節と調和していない生活、生理的欲求の我慢などを挙げています。

アーユルヴェーダによると、体内毒素(アーマ)と免疫力の低下がアレルギーの主な原因と考えらえています。アーマは消化器系やいろいろな体組織のなかに付着し、さまざまは症状をもたらします。食べたものが完全に消化されないと、アーマがつくられ、血管をはじめとする体内の管を通って体中の組織に運ばれます。その結果、アーマが蓄積した体組織のバランスを崩します。アーマはヴァータ、ピッタ、カファを増悪させます。どのドーシャが増悪するかによって、現れる症状が異なります。カファが増悪すれば、アレルギー性鼻炎(花粉症)の症状が現れます。

花粉症に対するアーユルヴェーダのアプローチ

アーユルヴェーダは花粉症をホリスティックに改善する方法として、生理的エネルギーである3つのドーシャのバランスを整えることが大切と考えています。そのために、増悪したドーシャの軽減、副鼻腔の浄化、粘液の排出、毒素排泄を行います。花粉症を根治するためには、食事や生活の仕方を変えることも必要です。免疫力を高めるには、パンチャカルマと呼ばれるアーユルヴェーダ独特の療法も行われれます。

鼻の穴から薬用オイルを入れる「ナスヤ」と呼ばれる浄化療法も花粉症に効果があります。副鼻腔の炎症を鎮め、鼻腔内を浄化します。鼻の穴から薬用オイルを入れることで、頭部の過剰なカファを減らすことができ、それが花粉症を改善すると考えられています。

花粉症にはリコリス、vasa、カンタカリ(Solanum xanthocarpum)などカファを減らすハーブも使われます。

ホームレメディ

  1. リコリスパウダー小さじ1/2、黒コショウ小さじ1/4、おろしショウガ小さじ1、バジルの葉5枚(トゥルシが手に入ればなおよい。トゥルシなら10枚)、水200?を小鍋に入れて、水の量が半分になるまで煎じる。無精製砂糖を小さじ1/2加えて飲む。コーヒーや紅茶を止めて、このドリンクを朝晩に飲む。
  2. 牛乳におろしショウガ小さじ1/2を入れて沸騰させる。ターメリックパウダー小さじ1/4を加えて飲む。1日2回。ターメリックは免疫力を高めます。
  3. アムラパウダー小さじ1/2にはちみつ小さじ1を混ぜて食べる。1日2回。
  4. トリカトゥ(ジンジャーパウダー、黒コショウ、ナガコショウを増せたもの)小さじ1/2にはみちつ小さじ1-2を混ぜて食べる。1日2回。