コラム
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アーユルヴェーダが妊娠中の食事をとくに重視しているのは、食べ物が胎児の健康と発達に直接関係しているからです。正しくない食事やバランスを欠いた食事は胎児の先天性異常の原因となりえます。ビタミン、ミネラル、たんぱく質を適切に含むバランスのとれた食事は胎児の3つのドーシャのバランスをとり、母親の7つのダートゥ(体内組織)に栄養を与えます。

アーユルヴェーダは、皮膚は6層から成っていると考えています。その層は体の表面だけにあるのではなく、体の深いレベルにまで達しています。皮膚病は体の表面だけの疾患ではなく、脂肪、筋肉、血液などの体内組織に根本原因があるのです。皮膚病に対する一般的な対処方法は外用薬を塗ることですが、それだけでは皮膚の深い層に届きません。そのため完治がむずかしく、再発を繰り返すことになります。食品に添加されている化学物質も皮膚病を複雑なものにしています。ストレスも皮膚病の一因と考えられています。

ラサーヤナは健康を増進し、老化のプロセスを遅らせるセラピーです。「ラサ」とはメディカルハーブの質のこと、「アヤーン」とは道のことです。この2つの言葉から成るラサーヤナは、免疫力を高め、健康かつ幸福に導く道という意味です。ラサーヤナ・セラピーの目的は2つあります。健康な人の健康維持と病気の治療です。そのためにラサーヤナセラピーが目指すことは、アグニ(消化の火)を正常に立て直し、新しい細胞と組織の発生を促すことです。新しい細胞や組織の発生を促すことによって、老化に伴う各種の衰えを取り除くことができるからです。アーユルヴェーダの代表的な古典教科書を編纂したチャラカは「ラサーヤナセラピーを受けることによって長寿、記憶力、知性、健康、若さを保つことができる」と述べています。ラサーヤナセラピーは顔のつや、皮膚の健康な色、はりのある声、五感の鋭さ、運動器官の強さ、はりなどを与えてくれます。心身ともに若々しくいきいきとした人たちの社会をつくることがアーユルヴェーダの究極の目的です。

春は心がうきうきする季節。でも花粉症の人にとってはユーウツな季節でもあります。なぜこんなに花粉症に苦しむ人が増えたのでしょう。かつてのスギの植林運動の結果、スギやヒノキが増えすぎたためとか、大気汚染との複合汚染だとか、寄生虫がほとんどいなくなったため、本来寄生虫に反応すべきアレルギー抗体がスギやヒノキの花粉に反応してしまうため、とかいろいろな説が言われています。原因はともかく、なぜ花粉症が発症する人としない人がいるのでしょう。一つの大きな理由はカファに関係しています。春はカファが増悪しやすい季節です。花粉症をはじめとする鼻炎はカファの増加が大きな原因の一つなのです。花粉症による鼻炎や目のかゆみなどの症状が出る人は、まずカファを減らすことから始めましょう。

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ジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラのベーシック講座の校長であるインドのジヴァ・アーユルヴェーダのドクター・パルタップ・チョハンのクリニックは北インドのファリダバドにあります。ここを2年ぶりに訪れました。インドではいま、アーユルヴェーダがブームになっています。欧米や日本で大ブームになっているヨガが本家のインドに逆上陸し、ブームを巻き起こしているのと同じ構図です。アーユルヴェーダも欧米で注目されていることを受けて、インド国内でブームが始まっているのです。ドクター・パルタップ・チョハンはバリバリのアーユルヴェーダ臨床医です。専門は生薬です。彼のクリニックには地元の人たちも来ますし、海外からも訪れます。欧米の医者が、西洋医学では治せない患者を送ってくることもあります。

体の質にヴァータ、ピッタ、カファの3種類があるように、心にも3種類の質があります。それはサットヴァ、ラジャス、タマスと呼ばれています。すべての人はこの3つの心の質を持っています。サットヴァは好奇心、考える力、計画する力、起床する意欲を与えてくれます。ラジャスは組織を作り変える力、働く意欲、物事を推し進める力、物事を具現化する力を与えてくれます。タマスは休息したい気持ち、止まる力を与えてくれます。もし止まることができなければ、一生動き続けなければなりません。なにかのプロジェクトを立ち上げるときを例にとってみましょう。

ストレス性疾患はここ数年、うなぎ登りに増えています。ストレスは身体が感受する不安感とみることができ、副腎髄質から出るポルモンであるエピネフリンやアドレナリンなどの生化学的変化、心拍数や血圧などの生理的変化、不安感、恐怖感、緊張などの心理的変化を伴います。ストレスが関係した疾患は動悸、心臓発作、偏頭痛、潰瘍、大腸炎、糖尿病、腰痛、皮膚炎、アレルギー、風邪、せき、ぜんそく、不眠症、うつ、集中力の低下、依存症、極度の怒り、早期の老化など枚挙にいとまがありません。

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10月30日、ジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラにてドクター・アーシャ・ヴィナイ・パタンゲによるアーユルヴェーダ育児学セミナーが行われました。小児科はアーユルヴェーダの独立した科目です。健康で元気な子を産むためのアーユルヴェーダの知恵を学ぶためにセミナーに参加された方たちは興味津々の様子でした。特に興味深かったのは、子宮を強化し元気な子を産むためのドライフルーツのお団子です。「忙しい私は毎日ドライフルーツのお団子は作れないわ」という人のための代替方法もあります。産後のママと赤ちゃんのためのオイルマッサージも、ぜひ試してみたいアーユルヴェーダの知恵です。

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体力に自信をもっていた筆者が突然、体調不良に見舞われました。あるミーティング中に突然めまいに襲われ、歩けなくなり、病院に運ばれたのです。それ以来、数週間にわたってめまいと体の浮揚感が続きました。脳梗塞が心配だったのですが、MRIではなにも異常は見つかりませんでした。めまいを起こした当時はひどい睡眠不足と疲労が続いており、それが原因だったのかもしれません(アーユルヴェーダにかかわっているといっても、現代人は仙人のような生活はできないのです)。聴力を検査した結果、低音が聞こえないことがわかりました。機械がつくる低音が聞こえないのであって、人の声など日常生活の音が聞こえないというわけではありませんが、めまいを起こしたときに突発的に低音が聞こえなくなった可能性も考えられました(あとで調べたところによると、ストレスによって突発性難聴になった人はなんと多いのでしょう)。病院は筋肉のコリをほぐし、めまいを抑える薬を処方してくれました。ところがこの薬を飲むと、体が硬直するわ、手が冷たくなるわ、めまいがひどくなるわで、最悪の状態になるのです。すぐに薬を飲むのをやめました。

とてもおいしいご飯です。まさにサトヴィック料理。こういうおいしいご飯を家族のために作ったら、キレル子供にはなりません。料理は心に大きく作用するのです。

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