コラム
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BSE(狂牛病)や鳥インフルエンザなど最近の食肉をめぐる一連の出来事はなんだかおかしいと思いませんか。食料品の供給システムが壊れ始めているのではないかという危惧を抱きませんか。

「医食同源」はアジアに共通した考え方です。食べ物は正しく消化吸収されれば薬になるし、正しく消化吸収されなければ毒にもなります。アーユルヴェーダは食べ物の消化吸収をとても重視しています。消化された食べ物は栄養に富んだ液体となり、体内組織(ダートゥ)に栄養を供給します。筋ジストロフィー、多発性硬化症、神経障害、骨粗しょう症、貧血など体内組織の不足に関係した病気は、食べ物の消化吸収が正しく行われていないことに根本原因があります。

「アーユルヴェーダってなにか一言で教えて」と言われると言葉に窮します。「アーユルヴェーダって額に油をたらすやつでしょ」と言われると、それも一部であるけれど、と答えにつまります。アーユルヴェーダは病気を治し、健康な人の健康を維持するためのシステマティックな科学であるけれど、「ココアを飲んだら頭がよくなる」式の手短な健康指南術ではないからです。

アーユルヴェーダはホリスティック医学の元祖と言われていますが、アーユルヴェーダの治療の対象は患者の体ではなく、体、心、五感、魂の総和である患者の「存在」そのものです。西洋医学もそのことに気がつき始めているものの、まだまだ体への偏重は続いているようです。

歌舞伎を観にいきました。歌舞伎座の8月の午後の部の演目は「蘭平物狂」。歌舞伎は世話物あり、荒事あり、踊りありとバリュエーションは実に多彩。「蘭平物狂」は後半から派手な大立ち廻りとなり、まるで体操競技のような演目です。歌舞伎役者がはしごを登り、消防の出初式のようなさかさま・中ずり状態になると、会場中から拍手が起こり、「おぅー」という感嘆の声が聞こえてきました。すると劇場の室温が一挙に上昇しました。

いまや5人にひとりが罹るがん。1回の検査でがん細胞がないかどうかを調べられる高額がん検査にツアーが組まれているほど恐れられているがん。だれもががんと無縁ではありません。がん発生の理由については、なんらかの原因でDNAが傷つき、細胞増殖が無限に続くことによるものなどと言われています。そうであるならば、なぜDNAは傷つくのでしょう。がんは、それまで生きてきた生活の結果、つまり生活習慣病なのです。
アーユルヴェーダでは、悪性腫瘍はピッタまたはヴァータの増加による血液の汚れが原因と考えています。アーユルヴェーダが定義する体内組織(ダートゥ)は7つあり、血液の微細な部分(ラクタ・ダートゥ)もその一つなのですが、このラクタ・ダートゥが血液の汚れに関係していると考えています。ドーシャの増加によって汚れた血液は体内をめぐり、免疫力が低下した部位に付着します。結果、その部位における血液の機能が損なわれることになります。血液の重要な働きのひとつは酸素を運ぶことですが、それだけではありません。生命力というべきプラーナも運びます。汚れたラクタ・ダートゥが特定の部位に定着すると、そこの細胞に運ばれたプラーナも汚れます。そのため細胞分裂が異常を来たし、腫瘍に発達していくのです。数千年前のアーユルヴェーダの賢者達はがんという言葉こそ使わなかったものの、この仕組みを知っていました。

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