最近、あちらこちらではちみつ専門店をみかけるようになりました。まるでブティックのようなオシャレなインテリアのお店もあります。蜜源によってはちみつの種類は千差万別です。樹木を蜜源にしたものもあれば、草花を蜜源にしたものもあるし、ハーブを蜜源にしたものもあります。あるいはナッツを蜜源にしたはちみつもあります。さらに、加熱はちみつもあれば、非加熱はちみつもあります。甘いものが大好きなインドの人達の間でも、はちみつが大人気だそうです。そうした人気のはちみつですが、皆さんははちみつについてどのくらい知っていますか。

はちみつは昔から眼疾患、しゃっくり、喉の渇き、たん、咳、肥満、糖尿病、喘息、下痢など幅広い治療に用いられてきました。アーユルヴェーダにおいて、はちみつは重要な役割を担っており、内服だけでなく、外用することもあります。甘味料や防腐剤としての使用に加えて、生薬の副作用を緩和したり、薬効を高めるために、はちみつと一緒に摂る薬もあります。体内組織に深く浸透することを「ヨガヴァヒ ‘yogavahi’」と言いますが、はちみつはヨガヴァヒの効果をもっているので、他のハーブやスパイスの薬効成分を迅速に患部に届けることができると考えられています。

はちみつがそれほどまでに貴重に扱われている理由はなんでしょうか。理由はたくさんあります。望ましい質をたくさん持っているのです。アーユルヴェーダは、はちみつの質を冷たい(sheet)、重い(guru)に分類し、治癒効果、去痰作用など多くの作用があると考えています。はちみつはヴァータドーシャを増やす一方、カファドーシャを減らします。はちみつは余分な脂肪や水分を体外に排出します(だからといって過剰に食べることはよくないです)。

ミツバチは逆流と蒸発のプロセスを経て花蜜をはちみつに変えます。ミツバチははちみつを巣箱のなかの蜜蝋に主要な食料源として保管します。はちみつの甘味は果糖(フラクトース)やブドウ糖(グルコース)などの単糖によるものであり、グラニュー糖に匹敵する甘さをもっています。はちみつは焼き工程に適した化学的特性をもち、独特の風味があるため、砂糖や他の甘味料よりはちみつを好む人も多くいます。

はちみつは主に単糖から作られているので、即効性のあるエネルギー源になります。生のはちみつはアミノ酸、ビタミン、ミネラルの宝庫です。アーユルヴェーダで使われるはちみつは非加熱のものです。加熱したり調理をすると栄養価が失われ、体に良いというよりむしろ毒になると考えられています。そのため、はちみつを調理に使ってはいけません。だから「はちみつ入りカレー」はアーユルヴェーダ的には好ましくありません。アツアツのホットドリンクに甘味料としてはちみつを加えることも好ましくありません。ドリンクの温度が50度くらいまで下がってからはちみつを加えます。

はちみつが治癒目的に使われる背景には、その吸湿性と抗炎症作用があります。はちみつを定期的に食べると、体内の病気と戦う兵士ともいえる白血球が生成されやすくなります。優れた抗酸化作用があることも、はちみつ人気を支えています。顔の若々しさを保ち、肌を柔軟にしてくれるからです。はちみつは喉の痛みから喘息までさまざまな慢性疾患に使用されます。コップ1杯の水にはちみつ小さじ2杯とレモンの絞り汁小さじ1杯を入れて早朝に飲むと、血液を浄化し脂肪を減らします。

はちみつは喉を滑らかにする効果でも知られ、咽頭炎を持つ人や冬に呼吸器感染症にかかりやすい人々に用いられています。風邪による喉のつまりを解消するためには、はちみつ小さじ2杯にシナモン小さじ半分を混ぜたものを1日3回摂取するとよいでしょう。

喘息には、ジンジャーパウダー5g、黒こしょう5g、カルダモンパウダー5g、クローブパウダー5g、シナモンパウダー5g、ターメリック5g、砂糖30gを混ぜます。このスパイスミックス小さじ半杯ないし1杯をはちみつと混ぜて摂取します。

はちみつを入れたにんじんジュースを定期的に飲むと、視力が改善し、長時間のパソコン作業に伴う目の疲れが緩和します。

グッグルの粉末200mgとはちみつ小さじ1杯を混ぜたものを毎日摂取すると、関節リウマチの症状緩和が期待できます。

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