世界のほとんどの宗教は女性を崇めています。インドの古代の宗教書『マヌ法典』も社会における女性の重要性を謳っています。アーユルヴェーダは女性について、社会を支える脊柱と表しています。女性は創造し、子供を育てる者として崇められ、「女性は全人類の体と心とスピリチュアルな幸福の最大の貢献者」と考えられています。女性とアーユルヴェーダには驚くべき類似点があります。

■ 女性とアーユルヴェーダ

女性とアーユルヴェーダには多くの類似点があり、女性の体、心、魂とアーユルヴェーダは自然に波長が合っています。女性もアーユルヴェーダも自然のリズムやサイクルに敏感です。女性の体は自然と調和する必要がある一方、アーユルヴェーダが生まれたのも自然の中からでした。女性は体に敏感に反応する傾向がある一方、アーユルヴェーダも体の深い部分に働きかけます。

女性の一生は変容の生涯であり、毎日、毎月、毎年多くの変化を経験します。青年期の女性はピッタが優勢になり、更年期以降はヴァータが優勢になっていきます。女性の一生には季節があり、一つの季節から次の季節に進むたびに味わい深くなります。

アーユルヴェーダも季節と深い関係があります。春が訪れると、植物、ハーブ、野菜、果物などアーユルヴェーダに属しているすべてのものは繁殖の季節を迎えます。それはカファの季節であり、続いて夏が来るとピッタの季節を迎えます。秋になるとヴァータの季節を迎えます。

これは女性とアーユルヴェーダが共通して経験する、神の意志による変容と言えます。だからアーユルヴェーダは女性の体、心、魂によって受け入れられやすいのでしょう。体の質や心の質は女性にとってもアーユルヴェーダにとっても重要な意味をもっています。

だから女性は、どんな食事やライフスタイルが自分の体にどういう影響を及ぼすか生得的に理解できるのです。アーユルヴェーダには女性が望むやさしいケア効果があります。女性は調和を大切にし、アーユルヴェーダは女性と調和しています。

アーユルヴェーダは女性的と考えられています。女性は社会をケアし、サポートし、社会を支えるものです。アーユルヴェーダはそんな女性の質と似ています。アーユルヴェーダは地球から生まれ、その地球も女性的です。地球は繁殖力に富んでいます。繁殖力がなければ地球上に命は生まれなかったでしょう。この世に女性がいなければ、社会は停滞し、いかなる誕生も命の紡ぎもなかったでしょう。

■ 女性の健康を支えるナチュラルハーブ

アーユルヴェーダには女性の健康を支えるナチュラルハーブがいろいろあります。上述のとおり、女性とアーユルヴェーダには類似点が多く、女性は自然の動きに密接に関連しています。そのため女性はアーユルヴェーダの療法により反応するのです。アーユルヴェーダの古典テキストには、女性の健康を高める効果をもつハーブや植物について詳細に記述されています。こうしたハーブは単独でも他のハーブと合わせて摂ることもできます。

<シャタバリ>
シャタバリはつる植物で、インド全土の低地林で生えています。シャタバリは女性にとってはまさにスーパーハーブ。植物エストロゲンに関係しているシャタバリは更年期症状を緩和し、母乳の量を増やします。シャタバリは女性の一生の友です。

<アロエベラ>
アロエベラを意味するサンスクリット語の「クマーリ」という言葉自体、婦人科系に効果があることを示しています。アロエベラのジェルは肌に輝きを与えます。婦人科疾患にも効果があり、無月経、乳腺炎、泌尿器疾患を改善する効果があります。アロエベラには若返り効果もあり、30㏄程度のアロエベラを毎朝飲むことをドクター・パルタップは勧めています。、
 

<アショカ>
アショカは6-8メートルになる常緑樹です。アショカは月経困難症など生理不順に使われます。アショカの樹皮を煎じて冷たい牛乳と混ぜたものは生理不順に使われます。ただし、アショカの摂取にはアーユルヴェーダ医師の処方が必要です。
 
■ 自分をケアするための毎日の習慣

アーユルヴェーダは自分をいたわるための毎日の習慣を勧めています。たとえば早起きをして目を洗うこと。鼻に塩水をとおして洗ったり、鼻にオイルを入れる方法もあります。また、ごま油を耳に差したり、タングスクレーパーで舌を掃除したり、ごま油を使ったオイルうがいとか。温かいオイルを使ったセルフマッサージも勧めています。

<温かいオイルでセルフマッサージ>
定期的なオイルマッサージは過剰な脂肪を皮膚から取り除き、肌に柔軟性と輝きを与えると同時に、肌を強くし、病気から肌を守ります。免疫力を高め、リンパ系を刺激することで老廃物の排泄を促します。オイルマッサージは抑圧していた感情を解放する働きがあります。特に、毛の流れと反対方向にマッサージしたときにその効果が強く現れます。定期的なセルフマッサージによってガラスのように硬くなっていた感情の結晶が溶け出すからです。

<癒しのレシピ>
アーユルヴェーダでは、体質(ドーシャ)、季節、一日の時間、現在のバランスの崩れなどによって食事を最適化すべきとされています。消化と滋養の面で最も大切なことは、食べる物や食べる時間ではなく、食べる方法にあります。リラックスした雰囲気のなかで食べ、一口一口に喜びを感じ、おなかがすいたときにのみ食べることが大切なのです。

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