PMSの原因ははっきりしていません。月経サイクルに伴うホルモン変化への過敏な反応なのかもしれません。ストレスはPMSの直接的な原因ではないかもしれませんが、症状を悪化させる要因と考えられます。実際、働く女性の多くがPMSを抱えています。PMSは身体面だけでなく、心理面にも現れます。PMSの診断には、いつ症状が現れるのか、生活にどの程度影響するのかといった分析が欠かせません。


◆PMSの症状とはどんなもの?
PMSの代表的な症状には以下のようなものが挙げられます。
−疲労感、熟睡できない
−胃の違和感、胃の膨張感、便秘、下痢
−頭痛
−食欲の変調、食べ物の嗜好の変化
−関節や筋肉の痛み
−緊張感、いらいら、激しい感情の起伏、泣きたくなる
−不安感、うつ
−気が散る、記憶の低下
アーユルヴェーダは、PMSはヴァータの乱れが原因と考えています。とくにヴァータのサブドーシャであるアパーナ・ヴァータが関係しています。アパーナ・ヴァータは骨盤周辺に多く存在し、経血、便、尿、精液などの排泄を司っています。生理が始まるとき、アパーナ・ヴァータが増加し、それが消化不良、腸内のガス、激しいおなかの痛み、頭痛、疲労感、ももや足の痛み、骨盤や背中の痛みなどを招いているのです。アパーナ・ヴァータの乱れはプラーナ・ヴァータの乱れにつながります。プラーナ・ヴァータもヴァータのサブドーシャであり、頭部に多く存在しているため、不安感や感情の起伏、うつ的な症状に関係しています。そのため生理中には、通常ではみられない感情の変化が起きるのです。
◆PMSトリートメント
PMSは食事や生活習慣を変えることによってコントロールすることができます。
<食事>
生理中は酸味の強いもの、揚げ物、豆類、カリフラワー、なす、いも、きのこ類など、ヴァータを高める食べものを控えるようにしてください。とくに酸味の強いものと揚げ物は絶対にだめです。冷たい食べものや飲み物も避けてください。一方、パパイヤ、きゅうり、ズッキーニなど水分の多い野菜はお勧めです。クミン、アサフォエディダ(ヒング)、フェヌグリーク、黒コショウ、クローブ、コリアンダー、ミントなどのスパイスを活用するのもいい方法です。
<ハーブ>
つらい生理痛を和らげるためのアーユルヴェディック・レメディーをご紹介します。生理が始まる1−2日前から始めてください。
− 1日2粒のニンニクをとるとよい。
− 大さじ1杯のアロエジェルに黒コショウかシナモン少々を混ぜたものを1日2回摂取する。
− 小匙1杯のクミンシードをカップ2杯のお湯で煮出し、水の量が半分に減ったら漉して飲む。これを1日2回。
− 小匙1杯の生しょうがを1カップのお湯で煮出して飲むのもよい。
−「PMSティー」を飲む。
<運動>
生理中は十分な休養が必要ですが、つね日ごろ体を動かすことも大切です。ウォーキングは生理中の激しい痛みを緩和するのに効果的なエクササイズです。ストレッチングもお勧めです。
<オイルマッサージ、その他>
ごま油で腹部を10分から15分くらいマッサージするのも効果的です。マッサージのあと、使い捨てカイロなどで下腹部を温めると、その効果はさらに高まります。生理が始まる2日前から穏やかな緩下剤を使用して便秘を解消しておくこともヴァータを増やさない方法として大切です。
PMSやPMSティーについて詳しいことをお知りになりたい方はジヴァ・ジャパン info@jivajapan.jpp にお問い合わせください。