日本のアーユルヴェーダ界をリードしている上馬塲和夫先生は11月に行われた「ホリスティック医学とアーユルヴェーダの融合」シンポジウムにてこう言われました。「アーユルヴェーダは生きる智恵と死ぬ智恵である。」


アーユルヴェーダは人間の取扱説明書だとドクター・パルタップは言います。
人間の一生のすべてを網羅しているのがアーユルヴェーダですから、生き方も死に方も論じているのです。アーユルヴェーダの意味は、体と心と感覚器官と魂を扱う生命の科学(知識)ですからね。

 

アーユルヴェーダはインドの賢者達が神から授かったものと言われていますが、インド人だったかどうかは問題ではなく、「人間の賢者が神から授かった」と解釈してよいのだと思います。つまり、インド人に限らず、すべての人間が生きる智恵と死ぬ智恵を内包していると解釈してよいのでしょう。 私たち一人一人に生きる智恵と死ぬ智恵が備わっているのです。それを忘れているだけなのです。
上馬塲先生が言われるように、アーユルヴェーダは生きる智恵と死ぬ智恵であるなら、アーユルヴェーダを伝統医療という限られた領域にとどめる解釈はもったいないように思います。もちろんアーユルヴェーダの目的は①病気の治療、②健康の維持ですから、医療者は病気の治療の領域でアーユルヴェーダを活かすことは当然でしょう。ジヴァ・ジャパンの本部であるジヴァ・アーユルヴェーダは病気治療の領域で人々に貢献しています。
しかし、医療者しかアーユルヴェーダを扱えないかというと、そうではありません。アーユルヴェーダを生きる智恵と死ぬ智恵とするなら、だれでもアーユルヴェーダを通して人々と社会に貢献できるはずです。多くの人が忘れている生きる智恵と死ぬ智恵を思い出させるのが、アーユルヴェーダにかかわる人の役目なのかもしれません。