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体力に自信をもっていた筆者が突然、体調不良に見舞われました。あるミーティング中に突然めまいに襲われ、歩けなくなり、病院に運ばれたのです。それ以来、数週間にわたってめまいと体の浮揚感が続きました。脳梗塞が心配だったのですが、MRIではなにも異常は見つかりませんでした。めまいを起こした当時はひどい睡眠不足と疲労が続いており、それが原因だったのかもしれません(アーユルヴェーダにかかわっているといっても、現代人は仙人のような生活はできないのです)。聴力を検査した結果、低音が聞こえないことがわかりました。機械がつくる低音が聞こえないのであって、人の声など日常生活の音が聞こえないというわけではありませんが、めまいを起こしたときに突発的に低音が聞こえなくなった可能性も考えられました(あとで調べたところによると、ストレスによって突発性難聴になった人はなんと多いのでしょう)。病院は筋肉のコリをほぐし、めまいを抑える薬を処方してくれました。ところがこの薬を飲むと、体が硬直するわ、手が冷たくなるわ、めまいがひどくなるわで、最悪の状態になるのです。すぐに薬を飲むのをやめました。


突然のめまいがオジャスの低下とヴァータの乱れによることは明らかでした。私はカファ体質なのですが(やせているのですがカファです)、どんな体質であれ、生活行動によってヴァータはいつでも乱れうるのです。私のアーユルヴェーダの先生であるインドのアーユルヴェーダ医、ドクター・パルタップ・チョハンも「それはヴァータの乱れによるものだ」と診断しました。さっそくオジャスの低下とヴァータの乱れを直すための食事に切り替えました。まずは温かいミルクを飲むことです。シナモンを混ぜて飲むと、いっそうヴァータを鎮める効果が高まります。また、ヴァータを鎮めるヴァータティーも飲むことにしました。食事は野菜スープなど、温かく油分と水分が多いものにしました。パンにはバターとジャムをつけて食べました。もともとカファ体質の私は、パンにバターやジャムはつけないのですが、ヴァータが乱れている間は油分と甘味が非常に心地よく、体も落ち着くのです。
ヴァータを鎮めるためにはオイルマッサージがなによりです。めまいによって頭と肩が非常にこっているので、頭部と肩、背中を中心に夫にオイルマッサージをしてもらいました。オイルマッサージの効果はすばらしく、マッサージのあとはめまいと浮揚感とコリがあきらかに軽減されるのです。
呼吸法(プラーナヤーマ)もドーシャの乱れを直すよい方法です。プラーナヤーマは気をとおす体内チャンネルを浄化し、酸素を各細胞に送り込みます。脳にも多くの酸素が送り込まれるので、プラーナ(気)が増えるのです。
さらにインドから送ってもらったラサーヤナ効果のあるアーユルヴェーダ・ハーブを服用しました。ラサーヤナとは、細胞を若返らせるハーブや行いの総称です。アーユルヴェーダ・ハーブは、病院からもらう薬のような副作用がありません。安心して服用することができます。
こうしたアーユルヴェディックな取り組みにより、私の体調はよくなりました。もしアーユルヴェーダを知らなければ、病院の薬を飲み、さらに体調を悪化させていたかもしれません。食事についての知識がなければ、ヴァータをいっそう乱すものを食べていたかもしれません。アーユルヴェーダスクール「ジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラ」の開校と時を同じくして体調を崩したことは偶然ではなく、意味があるように思えてなりません。アーユルヴェーダのすばらしさについて多くの人に知ってもらいたいという思いがいっそう強まったからです。アーユルヴェーダは、美しく、素敵に、元気に生きていくための知恵と秘密をもっているのです。ジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラをとおして、アーユルヴェーダの知恵をお教えしたいと思っています。
ジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラについてはジヴァ・ジャパン info@jivajapan.jp にお問い合わせください。