「インナービューティー」ってなんでしょうか。インナーは内部の意味、ビューティーは美しさ。つまり「内部からの美しさ」ですね。では内部ってなに?インナービューティーの各サイトをみると「カラダの中からきれいにしよう」と記載されています。カラダの中=腸という発想です。たしかに現代人はそう考えるでしょう。腸をきれいにすると肌もきれいになることは間違いありませんが、アーユルヴェーダがいう「インナービューティー」はそれだけではありません。


なぜなら、アーユルヴェーダは「人間は体と心と魂から成り立っている」と考えているからです。腸をきれいにして肌がきれいになることはいいことですが、「心と魂はどうなってるねん?」とアーユルヴェーダは言っているのです。

 
▼アーユルヴェーダの「インナービューティー」

 
アーユルヴェーダは、体と心と魂が健康で満ち足りてはじめて美しさが現れると言っています。いくら顔の造作がよくても、気持ちの落ち込み、怒り、不安感、ストレス、嫉妬、貪欲、執着心が強ければ、かならず顔に現れます。どんなに取り繕ってみても、目つきや唇の端や肌のハリに現れます。こうしたネガティブな感情を持ち続けると、健康な細胞がダメージを受け、アンチエイジングに関連した機能が衰え、ホルモンバランスも崩れるため、スキントラブルや抜け毛、肥満になりやすくなります。肥満の人は心になにかをため込んでいる人が多いですね。

 
一方、心が幸福な人は肌にハリがあり、髪もツヤがあります。腸をきれいにしたければ、心を幸福にすることです。

 
▼インナービューティーをめざす

 
アーユルヴェーダは心の幸福について「静かな心が幸福な心」と定義しています。3億円の宝くじが当たったことが心の幸福につながるわけではないのです。3億円の宝くじが当たったら、それはそれで苦痛の始まりです。

 
アーユルヴェーダでは心を鎮めるために「サットヴァヴァジャヤ」と呼ばれるトリートメントを行います。

 
まずは食べ物。果物、野菜、穀物、ハーブティー、水、牛乳(良質が条件)、ナッツ、タネ類、はちみつなどを食べます。加工食品、砂糖が多い食べ物はできるたけ避けます。インドではネギ類、ニンニク、きのこも勧めていません。ラジャスとタマスを増やすからというのが理由です。ストレスが多い人は少量にとどめたほうがいいです。アルコールは心を鎮めるどころか、心を扇動しますね。

 
ライフスタイルでは、ヨガ、瞑想、軽い運動、静かな音楽を聴く、自然を楽しむ、クリエイティブな活動などがおススメ。こうした食べ物やライフスタイルによってストレスホルモンの分泌が減り、ネガティブな感情が軽減し、心のバランスがとれていきます。肌のハリや色艶が改善します。

 
インナービューティーのために魂も満ち足りた状態にしましょう。「魂」という言葉に違和感を感じる人もいるかもしれませんが、魂とは「体と心を動かしているエネルギー」と理解することができます。意識と言い換えてもいいですし、良心と言い換えてもいいです。体と心を滋養するように、魂を滋養するにはどうするか?魂の栄養は、非暴力(言葉の暴力も含む)、真実を話す、人を助ける、人をだまさない、人のものを奪わない、愛・平和・調和のなかで暮らすことです。滋養に満ちている魂は体の微細なエネルギーを高め、細胞の機能を正常にし、細胞を若返らせます。

 
インナービューティーとはこういうことなのですね。腸をきれいにするだけでなく、心と魂を滋養することなのです。

 

★ハリウッド大学院大学&ジヴァ・アーユルヴェーダ共催シンポジウム「ホリスティック医学とアーユルヴェーダの融合」
http://www.jivajapan.jp/seminar/symposium20181123.html

 
★ドクター・パルタップ・チョハン★アーユルヴェーダ薬理学講座とコンサルテーション(11/22-11/27)
http://www.jivajapan.jp/seminar/partapseminar201811.html