「未病」という言葉をよく耳にします。しかし、その意味がピンとこない人もいるかと思います。養命酒のサイトによると、「未病」という言葉は約2千年前の中国の医学書「黄帝内経」に初めてみられるそうです。病気ではないけれど「なんか調子悪い」という状態です。
肩こりがひどい、胃腸の調子がよくない、疲れやすい、体が冷える、体がだるい、よく眠れない、食欲がない、めまいがする、といった不調は未病です。30-50代の女性の84.8%が「病気ではないけれど体調の悪さを感じている」と答えているそうです。「病気になる前のプチ不調」が未病です。この段階で改善すると病気に発展しないのです。

アーユルヴェーダにも未病の概念があります。シャット・クリアカーラといいます。アーユルヴェーダでは、病気は6段階で進展すると考えられています。
1.サンチャヤ:ドーシャの蓄積、潜伏期
2.プラコーパ:ドーシャの増悪
3.プラサーラ:ドーシャの拡散
4.スターナ・サンシュラヤ:ドーシャの他部位での定着
5.ヴャクタ:病気の発現
6.ベーダ:病気の慢性化あるいは分化

1~4が未病ですね。ドーシャの増悪が軽微なうちに対応したほうがラクに治せることがよくわかります。病気になってからより未病段階で対処するほうが費用も安くすみます。

都道府県でも未病対策に力を入れているところがあります。 神奈川県は未病対策を政策の柱に置いていることで知られています。 未病対策の一環としてアーユルヴェーダとヨガを取り込むことでインド政府と覚書を交わしたことで注目を集めました。その神奈川県の未病担当の方が、11月23日に予定している「未病を改善するアーユルヴェーダの智慧シンポジウム」で、未病への取り組みをお話してくれます。ほかの行政府にも注目されると思います。
さらに、ほかの講演者であるドクター・パルタップ、舟久保せいこ氏、舟久保徳美氏、上馬塲先生がどんなことをお話するか乞うご期待!

「アーユルヴェーダの未病に対する有効性をどう評価するか」をテーマとしたパネルディスカッションもお楽しみに。

未病を改善するアーユルヴェーダの智慧シンポジウム
http://www.jivajapan.jp/seminar/symposium20191123.html