アーユルヴェーダドクターは医師です。(英語のドクターを日本語の医師に変えただけなので、なんの理論的意味もありませんね)正確にはドクターではなく、バイディヤと呼ばれます。アーユルヴェーダドクターは正確にはバイディヤという名称です。バイディヤが処方する専門的な生薬は私たちにはチンプンカンプンですが、病気の機序を理解すれば、アーユルヴェーダのセラピストやカウンセラーはクライアントに対してより深いアドバイスができるようになります。


病気の機序はアーユルヴェーダでは「サンプラプティ」といいます。今日はケーススタディーとして、ジヴァ・クリニックが取り扱ったアレルギー性鼻炎をみてみましょう。

 
ラケシュは3年前から絶え間ないくしゃみと鼻水に悩まされていました。仕事の集中力にも欠く状態でした。季節の変わり目に症状はひどくなりました。とくにひどくなるのは花粉が飛散する季節でした。くしゃみと鼻水に加えて、慢性的な便秘と胃酸過多にも悩まされていました。朝起きるのが憂鬱でした。起きてすぐに症状が現れるからです。以前からドクター・パルタップのテレビ健康番組を観て、彼の知識の深さに感銘を受けていたラケシュは、ジヴァ・アーユルヴェーダ・クリニックを受診することにしました。

 
診断したジヴァのドクターは、ラケシュの慢性アレルギー性鼻炎の根本原因はアーマ(体内毒素)の蓄積と免疫力の低下にあると見立てました。アーマの蓄積がカファを増悪させ、くしゃみ、鼻づまり、鼻水といった症状を引き起こしていました。便秘と胃酸過多はピッタの増悪によるものでした。

 

ドクターはアーマパチャク(アーマを除去するハーブ薬)とピッタを鎮めるハーブ薬を処方しました。(⇒アーマバスターを使う)
便秘を解消するためにトリファラチュルナ(粉末)も処方しました。(⇒トリファラが入手できない場合には、人参ジュースにオリーブオイル小さじ1杯を入れて飲む)

ドーシャのバランスをとり、免疫力を上げるためにアムリタ・サットヴァを処方しました。(⇒食事の改善)
免疫力を強化するためにラサーヤナ薬も処方しました。
免疫力の強化と栄養補給のためにチャワンプラシュも処方しました。(⇒チャワンプラシュは入手可能)
咳とアレルギー症状を改善するためにタリサディ・チュルナも処方しました。

 
これらの治療を始めて1ヶ月でラケシュの病状は50%改善しました。くしゃみと鼻水はほとんどなくなり、便秘と胃酸過多も大幅に改善しました。3ヶ月経つと、アレルギー性鼻炎、便秘、胃酸過多はほぼ完全に治りました。

 
みなさん、このケーススタディーをどう活用しますか。私たちはバイディヤが処方するハーブ薬を扱うことはできませんが、病気が発現したサンプラプティがわかれば、3つの段階で改善アドバイスをすることができます。上記の「⇒」は私たちができる代替方法です。

 
1.病気の原因を取り除く:アーマがたまった原因、便秘の原因、胃酸過多の原因は必ずあります。
クライアントとじっくり話して原因をみつけましょう。
2.免疫力を高める
食事の改善、チャワンプラシュ、その他のラサーヤナをアドバイスします。
この事例では、くしゃみや鼻水にはトリカトゥが効きますが、胃酸過多があるので使えません。

 
サンプラプティの分析方法を身に着けることで、セラピストもカウンセラーもアドバイスの幅が広がります。

 
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