■食べ物で病気は予防できる
ガンの60%ないし70%は自分でコントロールできる生活習慣に関係していると言われています。食べ物、身体的活動、体重、喫煙、ストレスなどは変えることが可能な生活習慣です。ガンは生活習慣病なのです(ジヴァ・ジャパンのサイトの「コラム」のバナーから「生活習慣病」を検索してください。「ガンは生活習慣病」をご覧いただけます)。こうしたコントロールできる要素のなかで、ガン予防の観点から最も重要なものは食べ物です。

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体は食べ物からできています。食べたものが血漿、血液、筋肉、脂肪、骨、骨髄、生殖組織に変換され、最後に活力を生みます。こうした身体組織は細胞からできているのですから、食べ物が細胞に大きな影響力を持っていることは容易に理解できます。ガンなどの慢性病を予防するのも引き起こすのも食べ物次第と言っても過言ではないでしょう。ある医学者が食べ物と細胞の関係に関する実験をラットに行いました。ラットが食べたがるものを好きなだけ食べさせたところ、全体の細胞の5%が活動を活発化させる一方、活動を後退させる細胞も5%ありました。元気づいた細胞はストレス細胞、元気がなくなった細胞はエネルギー細胞だったのです。食べたいものを食べたいだけ食べたラットはストレスが高まり、逆に活力を失うという結果になったのです。人間についても同じことが言えます。質の悪いジャンクフードや高脂肪の加工食品を日常的に食べ続けると、活き活きとした活力が失われ、体と心にストレスを与えるのです。質のよい食べ物が体に入ると、30兆個の細胞は幸福感に満たされます。「幸せだなぁ。いい感じだなぁ。元気な分子をつくるぞ!」とやる気満々です。ところが、機能低下を招くような質の悪い食べ物が体に進入してくると、細胞は警戒警防を発します。「緊急事態発生! ヤバイ物が入ってきた。ストレスボタンを押すぞ。アドレナリンとコルチゾール発射!」となるのです。こうした慢性的なストレスは、代謝による副産物にダメージを与えるフリーラジカルを発生させることになります。アーユルヴェーダの先人達はそれを数千年前から見抜いていました。現代のように実験によって数値を示すことはできなかったかもしれません。しかし経験と直感により、食べ物と細胞の関係を知っていたのです。
■大地のめぐみがもつファイトニュートリエント
質の悪い食べ物は病気を誘発する危険性がある一方、生きた質のよい食べ物は最良のくすりとなります。昔から「りんご医者いらず」と言われています。りんごには食物繊維が豊富に含まれているため、胃腸をきれいにすると同時に、コレステロールの低下を促します。このように野菜や果物など生命力に溢れた大地のめぐみは細胞にストレスを与えないため、細胞から警戒警防が発せられることはありません。
野菜や果物のなどの植物はビタミンやミネラルを超えたヒーリング成分をもっていることがわかったきました。この植物がもつ強力な栄養素のことをファイトニュートリエントと呼びます。たとえばブルーベリー。ブルーベリーが目の疲れにいいことは広く知らせていますが、抗酸化成分であるグルタチオンを含んでいます。グルタチオンは脳の炎症を防ぐため、認知症を防ぐ効果があると考えられます。たとえばショウガ。ショウガはつわり、胃のむかつき、偏頭痛、関節炎の症状を緩和します。ショウガには抗炎症作用があるからです。血液の濃度を薄めたり、心を落ち着ける効果もあります。
慢性病を予防するためには野菜と果物をたっぷり摂る食事に切り替えるべきです。日本人は野菜をたくさん食べているという印象がありますが、日本人の野菜の摂取量は先進国で最も少ないという調査結果が発表されました。ガンをはじめとする慢性病は、どういう生活をしてきたかの結果なのです。食べ物と生活の仕方を変える時期にきているのです。
ジヴァ・ジャパンは食を重視しています。ジヴァ・ジャパンが主宰しているジャパン・アーユルヴェーダ・グールクラにおいて「アーユルヴェーダ・フード アズ メディスン・コース」を設けているのは、食べ物が最良の健康維持策だからです。